登山サポート「ペイパー」サービスで年収600万円超

中国の五大名山の1つ「泰山」で、1年間登山同行サービスを提供し、30万元(約616万円)を稼いだ男性の話が話題になっている。
今月14日(現地時間)、「Zニュース」によると、中国で登山同行サービスの人気が急上昇し、6,000段の階段を上らなければならない泰山の登頂が容易になったと報じた。
中国語で「ペイパー(陪爬)」または「クライミングバディ」と呼ばれるこの仕事は、登山が困難な人に同行し、登山をサポートして報酬を得るサービスである。
登山同行サービスで高収入を得ているという噂が広まり、中国の多くの若者が「ペイパー」に興味を示している。
最近、中国山東省泰安出身の26歳の男性チェン氏は、この仕事で30万元を稼ぎ、ネットユーザーの注目を集めた。
現地報道によると、チェン氏はスポーツ関連の学科を卒業後、昨年からペイパーの仕事を始め、1日に2回顧客と登山を行っているという。
チェン氏の主な顧客は、20歳~35歳の女性で、昼間は600元(約1万2,335円)、夜間は700元(約1万4,391円)を受け取っていると明かした。
彼は単なるガイドだけでなく、顧客の荷物を代わりに持ち、励ましの言葉をかけるなどのサポートも行っていた。
さらに、顧客が登山中に疲れた場合は引っ張ったり、背負ったりするなど、積極的に顧客の登山をサポートしていた。
ペイパーの収入公開後、応募が殺到

総合的な登山支援サービスを提供するチェン氏は、顧客が登山中に足がつったり痛みを訴えたりした場合に備えて、マッサージガンまで持ち歩くという細やかな配慮を見せ、驚きを呼んだ。
チェン氏は1日17~18時間働き、さらに3時間のライブ配信を行い、追加収入を得ているという。
身長185cm、体重80kgで体格の良いチェン氏だが、「高収入には、それ相応の代償が伴う」と述べ、ペイパーの仕事に挑戦しようとする若者らに警鐘を鳴らした。
一方、ペイパーサービスを提供する企業は、チェン氏の収入が公開された後、「応募希望者からの問い合わせが殺到している」とし、ペイパーが高収入を得られる魅力的な職業だと強調した。
