韓国のベテランお笑い芸人であるイ・サンヘが高校中退という過去の選択について、数十年経った今でも深い後悔の念を示した。今月16日に韓国でオンエアされたMBNの番組『特ダネの世界』では、韓国で国民的な人気を集めたイ・サンヘの華やかな姿の裏に隠された家族の事情と学業への渇望が取り上げられた。
この日の放映分でイ・サンヘは高校の同級生たちと再会し、学生時代を振り返る様子が映った。友人たちは、「イ・サンヘが2年生まで学校に通っていた」とし、「タレントとしての素質が際立っており、その方面で才能を発揮し、多くの活動をしていた」と述べた。
平凡な学生生活に満足できなかった少年イ・サンヘを導いたのは、新聞に掲載された俳優募集広告だった。彼は「英語での歌詞も全ておかしい発音で歌うなど散々だったが、合格通知を受け取り、そこから舞台人生を始めることになった」と説明した。

しかし、長男への期待が大きかった家族の反対は激しかった。学校を辞めてお笑い芸人の道を選んだ時、彼の母親は「どこの家庭の長男が芸人になるのか、家を滅ぼした」と厳しく彼のことを非難したという。イ・サンヘは、「先生たちが勉強するよう言った時に、その言葉を聞かなかったことが人生で最も後悔していることだ」と述べ、中途で諦めた学業への未練を隠せなかった。
その後、スターの地位を確立し、両親の怒りは徐々に和らいだが、イ・サンヘの心の中の煩悶は依然として残っていた。
彼は、「お笑い芸人として名を馳せた後、父が遠くから見守ってくれるようになり叱責はなくなったが、それでも自分は罪人だ」と告白した。両親の期待を裏切ったという心の重荷を今でも下ろせないベテランお笑い芸人の率直な告白が視聴者の心を打った。

