「20億横領」パク・スホンの実兄「両親の面倒を見る兄弟がいない」と涙…懲役7年を求刑

タレントのパク・スホン(55)の企画会社資金を横領した容疑で起訴された実兄のパク氏(57)に対し、検察は懲役7年を求刑した。

去る12日、ソウル高裁刑事第7部(イ・ジェグォン部長判事)で開かれたパク氏の特定経済犯罪加重処罰法上の横領容疑の結審公判で、検察はこのように求刑した。

共に起訴された彼の妻イ氏(54)には、懲役3年を求刑した。

 引用:ニュース1
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検察は求刑の理由として、「パク氏は長期間にわたり多額の金を繰り返し横領したにもかかわらず、パク・スホンのために使ったと虚偽の主張をし、使途を隠蔽し、被害回復がなされていない」と指摘した。また、「被告人の態度により、芸能人であるパク・スホンのイメージが損なわれる可能性があるにもかかわらず、被害者を責めるなど態度が不良である」と述べた。

イ氏に対しては、「夫と長期間にわたり多額の金を横領したにもかかわらず、自身は名誉社員に過ぎず主婦だと主張するなど、矛盾した主張をしており、悪質なコメントも投稿した」と指摘した。

これに対し、パク氏とイ氏側の弁護人は「パク氏の業務上横領の容疑は否定できないが、大部分の金銭が告訴人(パク・スホン)に渡された点、告訴人が仮差押えを行ったことで弁済が遅れている点などを考慮してほしい」と善処を訴えた。

パク氏は最終陳述で、「私の不注意で起きたことで、反省の気持ちで過ごしている。すべての責任は私が負うべきだと分かっているが、老いた両親の面倒を見る兄弟もいない」と述べた。続けて、「この事件で全ての家族が耐え難い経験をしている。二度と同じ道を繰り返さない」と涙声で訴えた。

イ氏は「4年以上にわたる長い間、私たち家族は日常生活が止まった人生を送ってきた。ニュースを見るのも恐ろしい現実だった」とし、「何よりも、病気でも表に出せない子どもを見るたびに胸が張り裂けそうになるが、愛する家族なのでお互いに力になろうと努力して耐えている。残りの人生、母親として子どもたちをしっかり見守らせてほしい」と善処を訴えた。

この日、法廷に出席したパク・スホン側の代理人は、「パク・スホンは被告人たちの犯罪行為により、汗水垂らして築いた30年の青春を否定され、両親、兄弟との縁が切れた」とし、「愛する人と結婚し、子どもを産むという平凡な幸せを50歳を過ぎてようやく手にすることができた」と述べた。さらに、「被告人たちが過ちを全て認め、パク・スホンに心から謝罪しない限り、厳罰に処してほしい」と要請した。

裁判所は来月19日に控訴審の宣告公判を開く予定である。

これに先立ち、パク氏は2011年から2021年までパク・スホンのマネジメントを担当し、会社資金と弟の個人資金数十億ウォンを横領した容疑で2022年10月に起訴された。

イ氏も一部横領に加担した容疑で在宅起訴された。

昨年2月、一審裁判所はパク氏に懲役2年を、イ氏に無罪を言い渡した。一審では会社資金20億ウォン(約2億1,055万円)の横領容疑のみ一部認め、パク・スホンの個人資金16億ウォン(約1億6,839万円)の使用については無罪と判断した。

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