『暴君のシェフ』カン・ハンナ、獄舎での撮影現場に隠されたビハインドストーリー
tvN土日ドラマ『暴君のシェフ』でモクジュ役を演じた俳優カン・ハンナが、撮影現場で経験した特別なエピソードを明かした。
4日に放送された『暴君のシェフ』最終回スペシャル『退宮はない』には、イム・ユナ、イ・チェミン、カン・ハンナ、オ・ウィシク、イ・ジュアンが出演し、ドラマ撮影の裏話を語った。

カン・ハンナは最も印象に残っているシーンとして獄舎での演技を挙げた。
「牢屋のシーンでチュウォルを殺したとき、“スウィートコパス(甘いサイコパス)だ”というコメントが付いて印象的だった。本当にその通りだと思った」と当時を振り返った。
プロ魂が光る集中力 虫と共に演じた感情シーン
カン・ハンナはそのシーンを撮影する際に直面した予想外の状況についても率直に語った。
「ビハインドとして言うなら、あのシーンは2人にとって大事な感情のシーンだったのに、牢屋に敷かれていた藁の間をゴキ○リのような虫が見えたんです」と説明した。

「『うわっ』って叫んだら感情が壊れるから、“見たけど見ていない。ここには虫はいない。感情に集中しよう”と心に言い聞かせながら撮影しました。知らないふりをして、ぼんやりした目で虫たちと一緒に演じた」とプロとしての姿勢を見せた。
特に「韓服を着ていると中に入りそうで…。ずっとマインドを保ちながら撮影しました」と、感情を保つのがいかに大変だったかを生々しく伝えた。
共演者たちも称賛「気絶シーンでも虫が這ってきても演じ続けていた」
オ・ウィシクはカン・ハンナのプロフェッショナルな姿に「本当にすごい。気絶するシーンなんかを撮るとき。虫が身体を這ってもそのまま撮影してた」と感嘆した。
イム・ユナも似た経験をしたと語り、「我慢してたけど『うわあっ』ってなった」と、あの牢屋の虫事情に共感を示した。
オ・ウィシクはカン・ハンナの演技力についても高く評価し、「あのシーンは本当に良かった。モクジュがどんな人物なのか、チュウォルへの思いが嘘ではないけど、もっと大切なもののために選択する姿をよく表現していた」と称賛した。