パク・ボゴムと4チームのデザイナーによる特別コラボレーション
韓国の文化体育観光部と韓国工芸・デザイン文化振興院は2日、俳優パク・ボゴムが着用した韓服のフォトを公開した。これは「2025韓服ウェーブ」事業の成果として実現したものだ。
今回のプロジェクトは、チェ・フィヨン文化体育観光部長官とチャン・ドンガン韓国工芸・デザイン文化振興院院長が主導。伝統韓服を現代的に再解釈することで、新たな韓流文化の可能性を提示した。

今回のフォト制作には、公募で選ばれた4チームのデザイナーが参加した。
「ダダダ韓服」のマ・スジン、「One Origin」のキム・ソンミン、「ムルッ」のカン・ナレ、「ハンボクムン」のファン・ソンテが、それぞれ独創的な作品を披露した。
各デザイナーは、伝統の象徴を現代的な感性で表現する独自のアプローチを見せた。ムグンファ(無窮花、韓国の国花)の刺繍技法、高句麗(古代朝鮮の国家名)衣装の再解釈、丸い袖とチョルリック(韓服の伝統的なひだ)の応用、山水画に見る気象表現など、さまざまな伝統的要素が現代的な感覚でよみがえった。
企画段階からパク・ボゴムもデザイナーたちと緊密に連携し、伝統と現代が調和したデザインの完成に大きく寄与した。
全世界主要都市で同時上映
完成したフォトは、秋夕(韓国の祝日)当日の6日から、全世界の主要都市に設置された大型ビジョンで公開される。
ソウル・明洞の新世界スクエアを皮切りに、ニューヨーク・タイムズスクエア、パリ・シタディウム・コマルタン、新宿、ミラノ・ドゥオーモ広場などで同時上映される予定だ。
ソウルでは31日まで上映が続き、秋夕連休中の帰省客や外国人観光客に、直接韓服の美しさに触れる機会を提供する。今回の上映は、韓国伝統文化の魅力を国内外に広く伝える重要な機会として期待されている。
フォトブックは10日、『Harper’s BAZAAR』コリアの特別版として刊行される予定。パク・ボゴムへのインタビューはもちろん、デザイナーたちとのコラボの過程や撮影の裏話も収められ、読者に多くの見どころを提供する内容となっている。
韓流と伝統文化の出会い

文化体育観光部のイ・ジョンミ文化政策官は、「伝統文化が大衆文化と融合し、洗練された美を示すのが最近の韓流の流れだ」と述べた。
さらに、「俳優パク・ボゴムとともに、現代男性韓服の美しさが世界に広まることを願っている」と期待を語った。
「韓服ウェーブ」事業は、毎年異なる韓流スターと共に、伝統と現代をつなぐプロジェクトとして注目されている。2022年はキム・ヨナ、2023年はスジ、2024年はキム・テリに続き、2025年はパク・ボゴムが参加。毎年新たな手法で韓服の価値を世界に伝えている。