歌手イ・ヨンジも被害を免れなかった「偽物ラブブ」の詐欺
グローバルな人気を誇るキャラクター「ラブブ(LABUBU)」が世界中でブームとなっている。リセール価格が原価の数十倍に高騰している中で偽物の被害が増加しており、注意が必要だ。
「MZ大統領」と呼ばれる歌手イ・ヨンジも偽物ラブブの詐欺から逃れられなかった。
今月10日、イ・ヨンジは自身のSNSにラブブの開封動画を掲載し「これ、本物かどうか教えて、お願い」と呼びかけた。
動画でランダムガチャに挑んだイ・ヨンジは「偽物か本物か分からないけれど、シークレットエディションがどうしても欲しい」と興奮気味に語った。

目当てのシークレットカラーを引き当てた瞬間、イ・ヨンジは感激のあまり言葉を失った。
しかしそれは正規品ではなく偽物だった。後にイ・ヨンジは「私のラブブは偽物らしい。偽物ラブブだった。リングもカードもない」と明かし、「正規品を買い直すので、皆もだまされず正規品を買って」と注意を促した。
ガールズグループILLITのメンバー、ウォニも以前ラブブ詐欺の被害に遭った。
ウォニが購入したラブブはプリント薄く、クオリティが粗雑で、一目で偽物と分かった。
ウォニは「詐欺に遭った。実物を見て買ったのに本当にあり得ない」と悔しさを吐露した。
「偽物」を見分けるには印刷状態とQRコードの確認が必須
最近ウォニはテレビ番組のゲームで正規品ラブブを手に入れ、喜びを爆発した姿が放映された。
ラブブは中国の玩具メーカー、Pop Martの看板キャラクターで、2023年末にBLACKPINKのリサがSNSに写真を投稿したことを機に人気が爆発した。
人気の高まりとともに模造品が出回ると、ネットユーザーたちは ▲パッケージとラベルの印刷状態 ▲正規品であることを認証するQRコードのスキャンなど、真偽を見分けるコツを共有している。
Pop Martは「オフライン販売現場での安全事故を懸念し、ラブブ全シリーズ(フィギュアとキーホルダー)の店舗販売を一時停止する。当選者のみ指定の店舗で受け取り可能だ」と発表した。
さらに模造品の無秩序な流通を受け、消費者には正規のチャンネルで購入するよう呼びかけている。
偽物が多い海外通販サイトでは正規価格より10〜20%安く流通しており、安全面にもリスクがあるとして注意を求めた。
Pop Mart Koreaの担当者は「消費者の安全と混乱防止のため、模造品の取り締まりを強化する」と強調した。
