「ビールとドラマの相乗効果!?」NetflixがAB InBevと戦略的パートナーシップ

グローバルなビール大手とエンターテインメント強者のタイアップ

世界最大のビール企業である「AB InBev」が、グローバル動画配信サービス「Netflix」と戦略的パートナーシップを締結した。

今回のタイアップは、AB InBevの多様なビールブランドとNetflixの人気エンターテインメントコンテンツを結び付ける大規模な契約であり、両社のブランドによる相乗効果を最大化することが期待されている。

引用:AB InBev
引用:AB InBev

AB InBevはこれまで、スポーツ、食、音楽、コメディなど幅広い分野で消費者との接点を拡大してきた。

今回のNetflixとのパートナーシップを通じ、世界中の飲酒が可能な年齢の消費者に革新的な方法でより豊かなエンターテインメント体験を提供する計画である。

AB InBevのグローバル最高マーケティング責任者であるマルセル・マルコンデス氏は「ストリーミングサービスは人々が交流し、共有する体験であり、ビールとエンターテインメントが共存する場だ」と述べ、タイアップの意義を強調した。

マルコンデス氏は「今回のパートナーシップを通じ、世界中の消費者が文化コンテンツを楽しむ瞬間に、我々のブランドがより深い体験を提供し、楽しいひとときが増えることを期待している」と期待の意を示した。

多様なコンテンツとブランドの創造的なタイアップ

今回のパートナーシップは、AB InBevの豊富なブランドラインナップとNetflixの人気コンテンツを活用した共同マーケティングキャンペーンにある。

イギリスの『ジェントルメン』、ブラジルの『Brasil 70 – A Saga do Tri』、韓国の『白と黒のスプーン ~料理階級戦争~』など、Netflixのグローバルな人気コンテンツとAB InBevのブランドが出会い、新たな相乗効果を創出する予定である。

両社は、消費者向け体験イベント、コンテンツ統合マーケティング、限定版パッケージ発売、デジタルプロモーションなど、多彩な方法で消費者とコミュニケーションを図る計画であり、特にNetflixのライブイベントと連携した共同ブランドキャンペーンにも注目が集まっている。

最近、メキシコではAB InBevのビールブランド「Victoria」が、Netflixにより中継されたボクシング試合『カネロ・アルバレスvsテレンス・クロフォード』にスポンサーとして参加した。

そしてAB InBevは今年、Netflixが中継予定の「NFL Christmas Gameday」にもブランド広告を放映する計画であり、2027年FIFA女子ワールドカップなど、大規模なグローバルイベントにおいても協業を継続する予定である。

Netflixの最高マーケティング責任者マリアン・リー氏は「Netflixは常に弊社のブランド強化とファンとの接点拡大のために、創造的な手法を模索している」と述べ、「Netflixが持つ素晴らしいプログラム、スリル満点の映画、そして見逃せないライブイベントから生まれるファンダムをこれからも育んでいく」と語った。

リー氏はそして「文化の潮流を貫くほど強力なNetflixのコンテンツは、今回の素晴らしいパートナーシップを基盤に、その人気と影響力がさらに高まるだろう」とし、「AB InBevと共に共同キャンペーンを展開できることを非常に楽しみにしている。Netflixのショーや映画コンテンツのように、独創的で面白いキャンペーンが注目を集めるに違いない」と付け加えた。

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