第1世代ゲーム系YouTuberである大図書館氏(本名 ナ・ドンヒョン)の突然の訃報が伝えられた後、一部のYouTubeチャンネルで陰謀論や揶揄発言が相次ぎ、物議を醸している。
6日、YouTubeチャンネル「カロセロ研究所」は「衝撃恐怖」というタイトルで「大図書館氏の死のミステリー(イ・ジェミョン、ユムダン)」という動画を掲載した。サムネイルには大図書館氏と前妻ユムダン(本名 イ・チェウォン)、イ・ジェミョン大統領の顔が写っていた。

カセヨン代表キム・セウィは故人の死を歌手フィソンの事例と結び付け、「中国から帰国直後に死亡したフィソンと似ている。自殺させられたのではないかという疑いがある」と主張した。さらに大図書館氏が「親イ・ジェミョン、親パク・ウォンスン、親ムン・ジェイン、親民主党」だったとし、「イ・ジェミョンの周囲で特にこうしたことが多い」と陰謀論を展開した。
また「大図書館氏が昨年24億ウォン(約2億5,577万円)、今年7月基準で20億ウォン(約2億1,314万円)を稼いでいたのに、お金のある人が病気の治療を受けられなかったのか」として、持病死説にも疑問を投げかけた。
ヨン・ホス、追悼文で「離婚」に言及し論争
YouTuberヨン・ホス(本名 パク・チャヌ)も追悼の過程で議論を呼んだ。彼はSNSに「離婚 えーんえーん。大図書館おじさんの冥福を祈ります」と投稿し批判を受けた。その後「仁川出身の高卒BJ」と故人を蔑視する文を付け加えた。
ヨン・ホスと大図書館氏は2020年にギャラクシーライブクイズショーで共に司会を務めた縁がある。当時大図書館氏は生放送での進行態度を指摘し、ヨン・ホスと摩擦を起こした。
その後ヨン・ホスは「俺に手を出せば血の涙を流す」「フィソンのように逝った」などの発言をし、大図書館氏が当時京畿道知事だったイ・ジェミョン大統領と進行していた放送の画面をキャプチャーして侮辱発言を続けた。
ヨン・ホスは17万人の登録者を抱えるYouTuberで、過去には「日本が1920年にハングルを普及させた」「『漢文は中国のもの、ハングルだけが我が国のもの』という言葉は売国的発言」と主張して論争を巻き起こしたことがある。
警察「持病の可能性…解剖で確認」
大図書館氏は6日午前、ソウル広津区(クァンジン区)の自宅で死亡した状態で発見された。約束の場所に現れず連絡が途絶えたため、知人が通報し、出動した警察と消防当局が現場で確認した。遺書や他殺の形跡は見つからなかった。
彼は普段12時間を超える長時間の生配信を続けており、最近の放送では「心臓がチクチクする」と胸の痛みを訴え、不眠による疲労を表していたことが知られている。

警察関係者は「持病による死亡の可能性を念頭に置いており、解剖を通じて正確な死因を確認する方針」と明らかにした。