「契約書にサインしたのに消えたチャンス」元サッカー選手、FIFA提訴で背負った巨額負債と空白の6カ月

2002 FIFAワールドカップのゴールデンゴール英雄アン・ジョンファンは、パク・チソンより先にプレミアリーグのブラックバーン進出の機会があったが、ペルージャのFIFA提訴により36億ウォン(約3億8,800万円)の借金を抱え、実現しなかったと告白した。

15日、アン・ジョンファンは放送された『ユ・クイズON THE BLOCK』で、イタリアのセリエAペルージャ時代の苦い思い出を語り、自身に与えられたプレミアリーグ移籍の機会について言及した。

引用:『ユ・クイズON THE BLOCK』
引用:『ユ・クイズON THE BLOCK』

2002 FIFAワールドカップ16強戦でイタリアを破るゴールデンゴールを決めたアン・ジョンファンは、このゴールが原因で所属チームペルージャから放出される屈辱を味わった。

アン・ジョンファンは「そのゴールで多くを得たが、多くを失った」とし、「イタリアのペルージャから放出され、マフィアに殺されると脅されたこともあった。今でもイタリアには行けない」と当時の状況を振り返った。

ペルージャでの厳しい状況を見ていたイングランドのプレミアリーグ、ブラックバーン・ローヴァーズがアン・ジョンファンにオファーを出した。

ブラックバーンは現在EFLチャンピオンシップ(2部リーグ)に所属しているが、1990年代中盤にアラン・シアラーを擁してプレミアリーグ優勝を果たした名門クラブだ。1993-1994シーズンに2位、1994-1995シーズンにリーグ制覇を達成し、黄金期を築いたチームだった。

1999年に降格したものの、2001年に1部リーグに復帰し、2012年まで10年以上プレミアリーグで活躍していたブラックバーンからの獲得オファーは、アン・ジョンファンにとって新たなチャンスとなる可能性があった。

アン・ジョンファンは「ブラックバーンは獲得に本気で、契約書にサインしたが、紛争が起きた」と説明した。

ペルージャがFIFAに提訴したことで問題が複雑化した。アン・ジョンファンは「当時レンタル形式でペルージャに行ったが、ペルージャが所有権を主張し、移籍金を要求して提訴した」と明かした。

FIFAがペルージャ側の主張を認めたため、アン・ジョンファンは巨額の借金を背負うことになった。

アン・ジョンファンは「それを返済しなければ選手生活ができないので、宙ぶらりんの状態で6ヶ月休んだ」とし、「イギリスに行く機会も逃し、選手としてのキャリアが終わるかもしれないと思った。サッカーを辞めようかとも考えた」と当時の心境を吐露した。

国のために戦っただけなのにとても悔しかったと語ったアン・ジョンファンは、結局ブラックバーンではなく日本のJリーグ、清水エスパルスに移籍した。彼の借金は芸能プロダクションが代わりに返済した。

引用:『ユ・クイズON THE BLOCK』
引用:『ユ・クイズON THE BLOCK』

その後、アン・ジョンファンは横浜F・マリノス、FCメス(フランス)、MSVデュースブルク(ドイツ)を経て、2007年に水原三星ブルーウィングスに入団し、韓国国内に復帰した。

釜山アイパークと大連実徳(中国)で選手生活を終えた彼は、現在テレビ出演とサッカー解説を並行している。

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