俳優 イム・スヒャンが、MBN のバラエティ番組『走ってこそ生きる』シーズン2への出演過程で、制作陣の勘違いによりキャスティングされたことを明らかにした。
去る6日にチャンネル「コンデヒ」に投稿された「コンデヒ最大危機 本物の釜山タルマジコゲ出身俳優イム・スヒャンとキムチチェユク(豚肉炒め)で一食」という動画で、イム・スヒャンはランニング番組出演の裏話を公開した。
キム・デヒはイム・スヒャンの代表作として『私のIDはカンナム美人』を挙げ、「数多くの作品に出ていて有名な作品も多いが、僕の心の中のイム・スヒャンの代表作は『私のIDはカンナム美人』ではないか」と語った。

キム・デヒは「僕はめったにドラマは見ない。コメディ番組でなければ見ない。だが、それだけは見た」と説明した。
イム・スヒャンは当該ドラマの影響力について、「それ以前は大人の方々にたくさん好かれていた。私のファンの方々の年齢層がある程度高かった。その時以降は若い友人たちも私を好きになってくれ始めた。私の人生においてもターニングポイントのような作品だった」と回想した。
イム・スヒャンは当時の撮影現場の変化も言及した。「撮影するのが少し大変になった。撮影に行くと人だかりがたくさんできた。最初はそうではなかったが、ドラマが次第に人気が出るにつれて、若い友人たちが多く集まるようになった。私も撮影しながら感じたが、そんな経験はあの時が初めてだった」と話した。
現在、イム・スヒャンは『走ってこそ生きる』シーズン2で活動している。イム・スヒャンは「私は最近走っている。漢江を一生懸命走っている。最近ランニング番組『走ってこそ生きる』に出ている。ション団長がいて、イ・ヨンピョ副団長がいる。最強クルーになる、という旅程を盛り込んでいる。マラソン大会にも継続して出ている」と説明した。
イム・スヒャンは番組出演前まで、ランニング経験が全くなかったと告白した。「私はこの番組をやる前までは全然走らなかった」と語った。
キム・デヒが「では、なぜ君をキャスティングしたんだ?」と尋ねると、イム・スヒャンは制作陣の勘違いに言及した。「私が運動ができると思っていたらしい。私のイメージがすごく運動ができるように制作陣の方々が少し勘違いされたようだ。(運動をするとしても)ライン作りのための運動だけをする。有酸素運動は全くしていなかった人間だった」と説明した。

イム・スヒャンは自身の実力に対する懸念も表現した。「私のせいで最強クルーになれない気がする」と話した。これに先立ち、イム・スヒャンは『走ってこそ生きる』で「恥ずかしい気持ちになった。どうしてこんなに差があるんだろうと思った」と悔しさを感じていた。イム・スヒャンは最後まで完走した後、感情がこみ上げて「ここはなぜこんなに温かいんだろう。感動した」と涙を流した。
感情を落ち着かせたイム・スヒャンは、「正直、『私はここにいるべき人間ではないな』、『迷惑になるのではないか』と考え、気後れしていた。だが、みんなが隣にいてくれるから、とてもありがたくて申し訳なくて。それで突然力が湧いた。『これがランニングクルーなんだな』と思って心が変になった」と涙を流した理由を説明した。