映画『仕方ない』制作報告会で発生した女優ソン・イェジンと俳優イ・ビョンホンの論争
女優ソン・イェジンが新作公開を控え、予期せぬ論争に巻き込まれた。
今月19日、ソウル市・龍山区(ヨンサン区) CGV 龍山アイパークモールで開催された映画『仕方ない』の制作報告会で公開されたエピソードが話題となっている。
当日の開かれた制作報告会は、MCパク・ギョンリムの進行のもと、約1時間10分にわたり行われ、パク・チャヌク監督、俳優イ・ビョンホン、ソン・イェジン、パク・ヒスン、イ・ソンミン、ヨム・ヘラン、チャ・スンウォンが出席した。

イベントはMCの質問に対し、監督や俳優らが回答する形式で行われた。論争は、パク・ギョンリムがソン・イェジンに子役との撮影経験について問いかけたことから始まった。
ソン・イェジンは「子を産み、初めての作品で子と共にいる自分が非常に自然であった」と述べ、母性愛について言及した。しかし、その発言中にイ・ビョンホンが隣の席にいるパク・チャヌク監督と会話を始めると、ソン・イェジンは「今、私が話しているのに隣で…」と発言した。
撮影現場での別の側面、イ・ビョンホンの暴露
パク・ギョンリムが場を解決しようとしたが、ソン・イェジンが「何の話をしたのか?」と尋ねたところ、イ・ビョンホンが撮影現場での逸話を公開した。
イ・ビョンホンは「撮影現場で見た光景は少し異なっていた。『リウォン』を演じる小さな少女が、撮影中ずっと我々に質問をしてきた」と語った。
さらに、イ・ビョンホンは「私はその質問に答え続け、正気を失いかけたが、ソン・イェジンは一度も答えなかった。何度か繰り返した末に『イェジン、何か尋ねたら答えてくれよ』と言ったところ、『先輩に任せた。私は演技に没頭している』と言われた」と暴露した。
イ・ビョンホンの発言に対し、ソン・イェジンは笑みを浮かべながら「台詞が多く、感情移入が必要だったからだ」と述べ、「先輩は台詞がほとんどなかったじゃないか」と返した。
このエピソードを収めた動画には数百件のコメントが寄せられ、意見が分かれている。「どうして答えさえしないというのか」、「ひどすぎる」といった批判の声もある一方で、「イ・ビョンホンは笑いを狙った発言だ」とか「ソン・イェジンは子役に対して良く接していた」と擁護する意見も見受けられる。実際、映画『仕方ない』に出演した子役のSNSアカウントには、ソン・イェジンから受け取ったとされるおもちゃのプレゼントの写真も確認されている。
一方、映画『仕方ない』は9月24日に韓国で公開される。この作品はパク・チャヌク監督が20年前に読んだ小説を映画化し、生活に満足し円満な家族を築いていたマンス(イ・ビョンホン)が、会社から突然解雇通知を受け、転職に挑戦する過程で起こる事件を描いたスリラー・コメディである。