中国の人気女優の12歳娘「韓国で練習生になりたい」
中国の人気女優ホアン・イー(黄奕)が最近SNSに公開した映像が話題になっている。
21日(現地時間)、オンラインメディア「Goody25」によると、ドラマ『還珠姫(皇帝の娘)』で愛されたホアン・イーは、自身の微博(ウェイボー)アカウントに12歳の娘ホアン・チェンリン(黄芊玲)との会話シーンを投稿した。
留学先のイギリスで生活しているチェンリンは、映像の中で「韓国へ行って練習生になりたい」と発言し、多くのネットユーザーを驚かせた。

映像の中でホアン・イーと娘のホアン・チェンリンは、食事を取りながら真剣な対話を交わしていた。
チェンリンは「勉強はしたくない」と率直に告げ、母を当惑させた。
ホアン・イーが理由を尋ねると、チェンリンはためらうことなく、「イギリスの留学環境は退屈で堅苦しくて、まるでロボットのように感じる」と答えた。
そして彼女は「韓国で練習生として活動し、体系的なトレーニングを受けたい」と率直な希望を明かした。まだ12歳ながら、その声からは明確な目標と揺るぎない意志が伝わってきた。
母ではなく“先輩俳優”としての冷静な助言
芸能界のベテランであるホアン・イーは、練習生制度の厳しい現実を娘に説明した。
彼女は、スーパー・ジュニア元メンバーのハンギョンが肋骨を折れるまでダンス練習を続けたというエピソードを挙げ、K-POP業界の熾烈な競争を強調。
さらに、「75席をめぐり200万人が競い合う世界だ。何万時間練習してもデビューできないこともある」と断固とした口調で語りかけた。

しかしホアン・チェンリンは一歩も引かず、「ただ経験してみたいだけ。苦難を乗り越えて最後まで努力できる」と固い決意を曲げなかった。
ホアン・イーが芸能人が背負う心理的プレッシャーについて語ると、チェンリンは「ほかの人が何と言おうと関係ない。私が強ければいい」とさらに毅然とした態度を示した。
さらに「お母さんだって芸能人になったのに、どうして私はダメなの?」と問い返し、ホアン・イーを戸惑わせる場面も。
このやり取りを通じ、ホアン・イーは娘の夢をどのように支えるべきか、深く思い悩む様子だった。

映像が公開されるや、現地ネットユーザーからはさまざまな意見が噴出した。
一部からは、ホアン・チェンリンの勇気と明確な目標意識を称賛する声が上がったが、それ以上に芸能界の厳しい現実を指摘するコメントが目立った。
残念ながら、12歳の少女の容姿を直接非難する投稿もあり、
「母親の美貌を受け継いでいないなら芸能界に飛び込むな」といった過酷な批判も見受けられた。
また、別のユーザーは「子どもが自分の夢に伴う代償を理解できるよう手助けすべきで、ただ止めたり放任したりするのではなく、適切な方法で導かなければならない」と、より建設的な意見を示した。
一方、ホアン・イーは2011年に実業家のホアン・イーチンと結婚してホアン・チェンリンを出産したが、わずか3年で離婚。現在はシングルマザーとして娘を育てている。