30代の息子と猫を巡って対立する中年夫婦の物語が話題になっている。
最近放送された韓国のJTBC「事件班長」で、猫が家族間の亀裂を生んだケースが取り上げられた。
報道によると、中年夫婦は30代の息子と共に暮らしており、家族全員が寡黙な性格で、それぞれ自室で過ごす時間が長かったという。
とりわけ父親はうつ状態で孤独感を訴えることが多く、ついに猫を迎え入れることを提案。家族は最後まで面倒を見る決意で「マンゴー」と名付けた猫を家族に迎えた。
マンゴーは暗く沈んでいた家の雰囲気を一気に変えた。いわゆる「犬系猫」で、人懐っこい性格のマンゴーのおかげで、家族がリビングに集まり、交流する時間が増加。さらに、父親はマンゴーに会うために飲酒を減らし、定時で帰宅するようになった。
だが、この幸せな日々は長くは続かなかった。約2か月後、息子がひどいくしゃみに悩まされ、医者の診断を受けたところ、猫アレルギーであることが発覚した。
息子とマンゴーの共存が難しくなり、父親は息子に「お前は猫と違って会話もできるし、収入もある。30代なんだから、これを機に独立したらどうだ」と持ちかけた。
これに対し息子は「俺より猫のほうが大事なのか。猫のせいで家を出なければならないのか」と激高し、抜け毛の少ない犬を飼うからマンゴーは譲渡しようと主張した。
こうして家族は険悪な関係に陥った。この話を投稿した女性は、「実は私たち夫婦は前から息子の独立を願っていて、先に巣立った娘のように、息子もこの機会に家を出てほしいと思っているけど、冷たすぎるかしら」と悩みを打ち明けた。
この投稿にネット民からは、「最初は非情だと感じたが、息子が30代と知って考えが変わった。独立すべきだろう」「息子が出て行けば家庭円満になりそう」「簡単に猫を手放すような発言はどうなの」など、様々な反応が寄せられている。