シュレックの友人、ドンキーのモデル「ペリー」、虹の橋を渡る
ドリームワークス・アニメーションの映画『シュレック』で愛されたキャラクター「ドンキー」の実在のモデルとなったロバ、ペリーが他界した。
3日(現地時間)、米カリフォルニア州パロアルトの非営利団体「パロアルト・ヒューメイン・ソサエティ」が、ペリーの死をインスタグラムで報告した。
投稿によると、ペリーは難治性の蹄葉炎を患い、最近になって病状が悪化。2日に30歳で虹の橋を渡ったという。
蹄葉炎とは、ロバの蹄の内部組織である蹄葉に炎症が生じる疾患の一種だ。
蹄葉炎と闘い30歳で逝去…「決して忘れない」
同団体は「愛するパロアルト市のロバ、ペリーの訃報をお知らせするのは心が痛む」とし、「ペリーは私たちのコミュニティの大切な一員であり、多くの人々がこの別れを悲しむだろう」と述べた。
ペリーは映画『シュレック』のキャラクター「ドンキー(ロバ)」のモデルとなり、世界で最も有名なロバとして知られている。1999年に制作されたこのキャラクターは、ペリーの姿をモチーフに誕生した。
同映画のアニメーション制作に関わったアニメーターの一人が、ペリーが暮らしていたバロンパークの近くに住んでおり、制作チームを現地に連れてきてペリーの仕草や動きを観察。その動きを反映してドンキーのキャラクターが完成したと伝えられている。
映画でシュレックの友人として登場するロバは、おしゃべりで陽気な性格が特徴で、エディ・マーフィが声優を務め、多くのファンから愛された。
ペリーは地元パロアルト市のマスコットとしても活躍し、市議会はペリーの医療費として1万ドル(約146万円)を支出したこともあった。
一方、ドリームワークスは最近『シュレック5』の制作を公式に発表。来年7月1日の公開を予定しているという。