「中毒性」のある火鍋、その理由は文字通り麻薬!?中国レストランがケシ使用で摘発、店主の驚きの言い分とは

中国レストラン、火鍋の調味料にケシを使用し摘発

中国湖北省宜昌市にあるレストランが、麻薬類であるケシを火鍋のスパイスとして使用した容疑で摘発された。

現地メディア「シャオシャン・モーニングニュース」によると、地域の公安と市場監督管理局が食品安全検査を行った際、このレストランの食品廃棄物から麻薬成分であるモルヒネが検出されたという。これを受け、当局は直ちに調査を開始し、厨房で不審な粉末の入った透明な調味料容器を発見した。

レストラン経営者のリ氏は「調味料は自家製で、八角や草果などの一般的な香辛料が入っている」と主張したが、警察の簡易検査の結果、この調味料からモルヒネ成分が検出された。その後、専門機関の分析により、調味料にはモルヒネのほか、コデイン、テバイン、ナルコチンなどのアヘン成分が含まれていることが判明した。

引用:Getty Images*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:Getty Images*この画像は記事の内容と一切関係ありません

調査の結果、リ氏は昨年2月からケシの実を粉砕し、香辛料と混ぜて料理に使用していたと供述した。

リ氏は「火鍋にケシを調味料として加えるとより、より美味しくなることを知った」と述べ、「料理の味を向上させ、客を引き寄せるために使用した」と説明した。警察は、リ氏がケシの実を粉砕して使用すれば発覚しにくいと考え、この行為に及んだとしている。

リ氏は有害食品の生産及び販売の容疑で懲役6か月・執行猶予1年、売上の10倍相当の罰金を言い渡された。また、生涯にわたって食品製造及び販売業に従事することを禁じられた。

中国では、ケシの実から抽出されるアヘンで強い依存性のある麻薬を製造できるため、厳しく取り締まっているが、依然として多くのレストランが調味料として使用しているという。

実際、2016年の取り締まりでは、35軒もの有名レストランがケシを調味料として使用していたことが明らかになった。これは、中国国内の一部のレストランが今なお違法な手段で顧客を引き寄せようとしている実態を示している。

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