白い粘液がビルを覆う異様な現場? 新ゾンビ映画の“パンデミック空間”の作り方に衝撃

韓国映画『群体』が、現代舞踊家たちの独創的な動きと、制作スタッフの細部にわたるメイクや美術作業が収められた「感染者誕生」のビハインド映像を公開した。

5月29日、YouTubeチャンネル「Showbox」にて公開された動画によると、ヨン・サンホ監督は映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』、『新感染半島 ファイナル・ステージ』に続き、今回の作品でもアクションチームや端役の俳優だけでなく、現代舞踊家たちを大々的に起用した。

引用:YouTubeチャンネル「Showbox」
引用:YouTubeチャンネル「Showbox」

ヨン監督はその理由について、「情報を共有し合う姿は、最終的に身体で表現する必要があった」とし、「抽象的な概念を肉体で表現することに長けた現代舞踊家たちだからこそ、感染者同士が一つに繋がっているという本作の核となる概念を、見事に具現化してくれた。情報がアップデートされる際のジェスチャーをはじめ、観客の印象に残るあらゆるモーションを、こちらの期待以上に表現してくれた」と絶賛した。

映画『群体』は、正体不明のパンデミックによって封鎖されたビル内に孤立した生存者たちが、予測不可能な形で進化を遂げる感染者たちと対峙するサスペンス・スリラー。女優チョン・ジヒョンを筆頭に、俳優ク・ギョファン、俳優チ・チャンウク、女優キム・シンロク、女優シン・ヒョンビンら豪華実力派キャスト陣が集結し、迫真の熱演を繰り広げている。

今回公開された映像には、前代未聞の独特なコンテポラリー・アクションと衝撃的なビジュアルを完成させるため、全力を注いだ制作スタッフと現代舞踊家たちの情熱が生々しく収められている。

全身に血の特殊メイクを施し、不気味な白いカラーコンタクトレンズを着用して出番を待つ舞踊家たちの姿からは、細部のディテールにまで一切の妥協を許さない映画の緊迫した現場の空気が伝わってくる。

そして、感染者たちが情報を共有するための媒介となる粘液質も、美術チームの徹底したこだわりによって生み出された。キャストの衣装はもちろん、ロケ地の至る所に白い液体を塗り重ねる精緻な作業を経て、劇中の舞台である「ドゥンウリビル」を凄惨なパンデミックの中心地へと変貌させた。

本番前に全員で熱心にストレッチを行い、呼吸を合わせる舞踊家たちの姿は、劇中で見せる有機的かつ集団的な狂気のアクションの裏に、どれほど緻密な計算と準備があったかを物語っている。

今作の振付を担当したキム・スインは、「素顔の時よりも、白いレンズを装着した時の方が、良い意味で本来の自分が遮断され、内なる新しい自分が呼び覚まされる感覚があり、表現する上で大いに助けられた」と振り返った。

卓越した衣装、メイク、美術、そして舞踊家たちの圧倒的な表現力が三位一体となって誕生した映画『群体』は、現在、韓国全土の劇場で絶賛上映中だ。

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