歌手兼俳優の イ・ジニョクが、先天性の心臓病という身体的なハンディキャップを克服し、芸能界に足を踏み入れた過程を公開した。
去る8日午後に放送された チャンネルAのバラエティ番組『親友トークメンタリー – 4人用食卓』で、アナウンサーの イ・グムヒは、作家の パク・サンヨンと歌手兼俳優のイ・ジニョクをゲストとして招き、率直な対話を交わした。
イ・ジニョクはこの日の放送で、自身が先天的心臓病を患っていることを明かし、「生まれてすぐに心臓手術をした」と打ち明けた。

彼は成長過程で経験した困難について、「成長するにつれて体力的に不足を感じ、練習生をしていた時もとても辛かった」「他の友達は耐えられるのに、なぜ自分はダメなんだろう」と考えていた当時を回想した。
特に、母親が苦しむ姿を見て、断念を勧めたエピソードも公開した。
イ・ジニョクは「母がその姿を見て『辛いなら諦めたらどう?』と尋ねたが、僕はその言葉がとても嫌だった」と語った。
続けて彼は、「さらに必死になって練習してみたら、それが自分の体に通用した」と、諦めずに最後まで努力した結果、現在の地位に就くことができたと説明した。
イ・ジニョクはまた、自身の芸能界入りの過程も詳細に公開した。
彼は「故 イ・スンジェ先生の演技学院に初めて通った」「2011年に先生の演技学院の1期生だった」と明かした。当初、彼の夢は俳優だったという。
しかし、予想外の機会が彼の人生の方向を変えた。
イ・ジニョクは「学院が演技企画会社と協力してオーディションをしたのだが、それに合格して歌手の企画会社に入ることになった」と説明した。
彼は「5年間練習生生活をして、二十歳でグループ『UP10TION』としてデビューした」「今年でデビュー10周年だ」と付け加えた。