日本のアニメ映画『劇場版チェンソーマン:レゼ編』の興行ブーム
日本アニメーション映画『劇場版チェンソーマン:レゼ編』が韓国で驚異的な興行成績を記録している。
公開16日目で累計観客数150万人を突破し、韓国観客の熱い関心を証明した。

10日、配給会社ソニー・ピクチャーズが発表した資料によると『劇場版チェンソーマン:レゼ編』は、既存のボックスオフィス上位作品である『仕方ない』を抑えて全体ボックスオフィス2位に浮上した。
作品は強力なファンダムと持続的な口コミ効果で前売率が急上昇し、4日連続で全体1位を記録した。
CGV、ロッテシネマ、メガボックスなど韓国主要マルチプレックス3社で前売率1位を総なめにする成果を収めた。
既存のヒット作を次々と抜き上昇中
『チェンソーマン:レゼ編』の興行記録はさらに注目に値する。 今年3月に公開され94万9,389人を動員した『劇場版 進撃の巨人 完結編 The Last Attack』と、4月公開のマーベル・スタジオ作品『サンダーボルツ*』(92万2,453人)の最終観客数をわずか11日で上回った。
また2023年公開の『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(92万3,007人)や、2024年公開のリドリー・スコット監督作『グラディエーターII』(90万9,990人)の記録も突破した。
現在、日本アニメーションの韓国興行ランキングTOP10にランクインしており、スタジオジブリの名作『崖の上のポニョ』(152万人)の記録突破を目前に控えているため、今後の興行推移が注目される。
世界的人気漫画の映画化作品
『劇場版チェンソーマン:レゼ編』は藤本タツキの漫画『チェンソーマン』を原作とした作品である。 原作は世界累計発行部数3,000万部を突破した人気作で、その中でも特に人気の高い「レゼ編」エピソードを映画化した。
制作は日本を代表するアニメ制作会社MAPPAが担当し、TVシリーズでスタイリッシュなアクション演出が好評を得た吉原達矢監督がメガホンを取った。

音楽面では日本を代表するアーティスト米津玄師と宇多田ヒカルがOST制作に参加し、作品の完成度を高めた。
物語は、電動ノコギリの悪魔ポチタと契約して「チェンソーマン」となった少年デンジと、正体不明の少女レゼとの爆発的な出会いを描いている。
日本国内でも2週連続でボックスオフィス1位を記録し、累計観客196万人、累計興行収入29億円を突破するなど、持続的なヒットを見せている。
さらに、10月24日には北米公開を控えており、グローバルな興行への期待感も高まっている。