キム・ユジョン、ファムファタール・ペク・アジンに変身予告
俳優キム・ユジョンが、これまで見せたことのない新しい姿で視聴者の前に登場する。
TVINGオリジナル『親愛なるX』で、欲望と毒気を抱えたファム・ファタールのキャラクターとして全く異なる魅力を披露する予定だ。
『親愛なるX』制作陣は10日、キム・ユジョンが演じるペク・アジンのスチールカットを公開した。本作は11月6日に公開される予定で、チェ・ジャウォン、パン・ジウンが脚本を手掛け、イ・ウンボク、パク・ソヒョン監督が共同演出を担当する。

作品は、地獄から抜け出して最も高い場所に上り詰めるために仮面を被った女ペク・アジンと、彼女に無惨に踏みにじられたXたちの物語を描く。
美しい顔の裏に残酷な本性を隠したペク・アジンの破滅、そして彼女を守るために自ら地獄を選んだユン・ジュンソ(キム・ヨンデ)の愛を描いた破滅系メロ・サスペンスとして注目を集めている。
レジェンド制作陣による期待作
特に『Sweet Home』『ミスター・サンシャイン』『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』『太陽の末裔』などヒット作を次々と生み出したイ・ウンボク監督と、繊細で感覚的な演出力が認められたパク・ソヒョン監督の共同演出が大きな期待を集めている。
さらに、2018年KBS単幕劇脚本公募で最優秀賞を受賞したチェ・ジャウォン作家と、原作ウェブ漫画のパン・ジウン作家が執筆に参加し、完成度を高めた。本作は第30回釜山国際映画祭で初公開され、熱い反応を得た。公開されたスチールカットは、ペク・アジンの過酷な人生逆転劇を予告している。
清純な笑みを浮かべた学生時代から、水に濡れて乱れた髪と空虚な眼差しまで、無垢な仮面の裏に隠された素顔への好奇心を呼び起こす。
地獄からトップスターへ、ペク・アジンの劇的変化
地獄のような日々を徹底的に一人で耐え抜いたペク・アジンは、不幸と傷を踏み越え、最も低いところから最も高いところへと羽ばたく。
暗い噂と秘密に満ちた過去を消し去り、眩しいライトと喝采の中でスポットライトを浴びる「トップスター」へと成功した彼女の変貌が視線を集める。
華やかなビジュアルと余裕ある微笑み、手を振る姿は見る者を魅了する。キム・ユジョンは、生き抜くために仮面を被る女「ペク・アジン」役を熱演する。
彼女は「多彩な人物と多くの物語を盛り込んだ作品なので、新しい経験がたくさんできると思った。題材やジャンルに対する怖さもあったし悩みも多かったが、一緒にする監督、制作陣、俳優の方々との呼吸が楽しみだった」と作品を選んだ理由を明かした。
ペク・アジンは相手の心を見抜き、操ることを得意とする人物だ。
キム・ユジョンは「ペク・アジンは欲しいものを得るために手段を選ばず、仮面を被って生きていく。生まれ持った気質と環境的要因が加わり、強烈で刺激的にしか映らない危険がある人物。だから何かを付け加えるよりも、むしろ内面を空っぽにして虚無感を表現することに集中した。彼女の不可解な感情や行動を繊細に描くために、内奥に潜む虚無を自ら感じながら演じた。その感情が画面上にも自然に伝わると信じている」と説明した。
TVINGオリジナル『親愛なるX』は11月6日、TVINGで公開される。
