「ただ君を愛しているだけ」故イ・ミンが遺した最期のメロディ

故イ・ミン氏の最後の歌声…As Oneの遺作シングルがリリース

R&Bデュオ「As One」は9月30日の午後6時、音楽配信プラットフォームを通じて最後のシングル『ただ君を愛しているだけ』をリリースした。

今回のシングルは、先月に死去したメンバー故イ・ミン氏の生前の歌声が収められた遺作であり、ファンにとって特別な意味を持つ。

As Oneの所属事務所「BRANDNEW MUSIC」によると、故イ・ミン氏は生前この曲について「大変愛おしく大切にしていた曲」 と表現したという。

 引用:BRANDNEW MUSIC
 引用:BRANDNEW MUSIC

彼女は、この曲の特徴として、華麗な技法よりも、まるで語りかけるかのように淡々と歌い上げるボーカルを挙げ、「一節一単語の間の息遣いと余韻に注目していただければ、その中に込められた感情をより深く感じ取ることができる」と説明したという。

「後半に向かって感情があふれ出す流れに耳を傾ければ、単なる『別れの曲』ではなく、今なお誰かを黙々と愛し続ける物語として心に響くだろう」と伝えたとされる。

感動を呼ぶミュージックビデオと特別なアートワーク

今回のシングルのミュージックビデオは、As Oneの26年にわたる音楽の軌跡と共に、故イ・ミン氏とクリスタルによる日常の思い出が交錯する内容で構成されている。

先週公開されたアートワークには、韓国のテレビ局SBSのバラエティ番組『ボールを蹴る彼女たち』で故イ・ミン氏の長年の友情を伝えた歌手Lisaが自ら描いた紫色の蝶が収められている。

BRANDNEW MUSICは「これは故イ・ミン氏を見送る日、葬儀場で一匹の紫色の蝶が寄り添っていた実際の逸話に基づき、故人への愛情を込めた」と紹介した。

今回のシングルの収益金の一部は、故人が生前常に支援していた動物権保護団体に寄付される予定であり、さらに意味深いものとなっている。

As One は1999年デビューアルバム 『Day By Day』 を皮切りに、「Desire and Resent」、「Do You Have To Be Sorry?」、「Wish you wouldn’t know」、「Twelve nights」など数多くのヒット曲をリリースした。

特に、アメリカR&Bを韓国に紹介したパイオニアとして評価され、洗練されたハーモニーと叙情的なボーカルでバラードとR&Bの境界を曖昧にするグループとして認知されてきた。最近に至るまで、番組、公演、OSTなど多岐にわたる活動を通じ、ファンと着実にコミュニケーションを図っていた。

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