ハリウッドを代表する女優エイミー・アダムスが、ロサンゼルスで首を刺され出血していた男性を救助したエピソードが、時を経て明らかになった。緊迫した状況の中、冷静な応急処置で一人の命を救った一部始終が、ポッドキャスト番組を通じて語られた。
23日(現地時間)、Page Sixによると、アダムスはポッドキャスト番組『SmartLess』に出演し、父リチャード・アダムス、夫ダレン・レガロ、そして娘アヴィアナとともに、サンタモニカの行きつけのレストランを出た直後に遭遇した衝撃的な出来事を振り返った。
当時、現場に真っ先に駆け付けたアダムスは、「人々が悲鳴を上げ、一人の男性が歩いているのを見て、『彼が死にかけている!』と叫んでいました」と回想。「夫が『あれは血だ!』と言いました」と当時の状況を語った。アダムスは夫に「あなたは娘とここにいて」と伝えた後、父親とともに男性のもとへ駆け寄り、その男性が首を刺されていることを確認した。

当時男性は大量に出血しており、周囲にいた友人たちはパニック状態だった。幸運にも海へ向かう途中だったためタオルを持っていたアダムスは、これまで数々の事件現場を経験してきた父親とともに、すぐさま救助に当たった。
父親がタオルで傷口を圧迫して止血する間、アダムスは被害者を落ち着かせ続けた。アダムスは当時、極度に集中した状態だったと振り返り、「脈を落ち着かせて。深呼吸をして」と声をかけていたという。さらに、「もがけばもがくほど血は早く流れてしまう。横になって。ここを高くしよう」と出血を抑えるため、男性を必死に説得した。
事件から1年後、アダムスはレストランでこの男性と奇跡的な再会を果たした。男性はアダムスに近づき、「あなたとお父さんが刺された男性を助けたと聞きました」と声をかけた。
アダムスは、その話が広まっていることを「面白いですね」と返そうとした瞬間、相手の顔を見て「なんてこと……あなただったのね」と驚いたという。
アダムスは、涙を流す男性が当時自身の息子と一緒にいたことを明かし、この予想外の再会を「本当に信じられない出来事だった」と振り返った。男性は大学時代の友人と酒を飲んだ後、酒販店に立ち寄った際、その友人が突然理性を失い、事件に巻き込まれたという。
また、『SmartLess』の司会を務めるショーン・ヘイズも、過去に銃撃された男性を発見し、自身のシャツを止血帯代わりに使って命を救った経験を明かした。ハリウッドでは、ジェームズ・ランソンが性的暴行の危険にさらされていた女性を救助したことや、ダニー・トレホが横転した車から乳児を救出したことなど、スターたちの知られざる英雄的行動がたびたび注目を集めている。