HYBE傘下レーベルのADORが、NewJeansのメンバーであるダニエルおよび元ADOR代表ミン・ヒジンを相手取り、約430億ウォン(約46億6,971万円)規模の損害賠償請求訴訟を提起した。
30日、法曹界によると、ソウル中央地方法院はADORがダニエル側およびミン前代表を相手に起こした損害賠償訴訟を、民事第31部(裁判長ナム・インス)に配当した。
これに先立ちADORは、ダニエルについてNewJeansのメンバーであり、かつADOR所属アーティストとして共に活動を続けることは困難だとして、専属契約の解除を通告していた。
同時にADORは、ダニエルに対して違約罰および損害賠償責任を、さらにダニエルの家族1名とミン前代表に対しては、NewJeansの離脱および復帰遅延に関する責任を問い、訴訟を提起した。

請求額は約430億9,000万ウォン(約46億7,948万円)に達しており、初回弁論期日は現時点では未定である。
NewJeansのメンバーらは、HYBEとの対立により解任されたミン前代表の復帰を要求し、昨年11月、ADORとの専属契約解除および独自活動を宣言していた。
これに対しADORは、同年12月、裁判所に専属契約の有効性確認訴訟を提起するとともに、本案判決が下されるまでメンバーらの独自活動を禁止する仮処分を申請した。
裁判所はこの仮処分を認め、1審の本案判決においても専属契約は有効であると判断し、ADOR側の主張を受け入れた。
民事第31部では現在、HYBEがミン前代表を相手に起こした株主間契約解除確認訴訟と、ミン前代表がHYBEを相手に提起した約260億ウォン(約28億2,354万円)規模のプットオプション請求訴訟も併せて審理している。