ファン・ジョンウム、会社資金約42億ウォンを横領した容疑で執行猶予判決
女優ファン・ジョンウムが、会社資金 約42億ウォン(約4億4,463万円)を横領した 容疑で起訴され、一審で懲役刑の執行猶予判決を受けた。
25日、済州(チェジュ)地方裁判所 刑事2部(イム・ジェナム裁判官)により、特定経済犯罪加重処罰等に関する法律違反(横領) 容疑で起訴されたファン・ジョンウムに対し、懲役2年の執行猶予4年が言い渡された。

ファン・ジョンウムは、2022年に自身が100%株式を所有する家族法人の芸能事務所 フンミンジョンウム・エンターテインメントにおいて、約42億ウォンの資金を横領した 容疑を受けている。
この芸能事務所には、所属する芸能人が ファン・ジョンウム自身のみであったと伝えられている。
横領された約42億ウォンのうち大部分は仮想通貨投資に使用され、残りは固定資産税や地方税の支払いのためのカード利用代として使われたと見られている。
ファン・ジョンウム側は、裁判過程で全ての公訴事実を認め、フンミンジョンウム・エンターテインメントで前渡金の形で使用した金額を、5月30日と6月5日の二回にわたり全額弁済したと述べた。
裁判所の判断と ファン・ジョンウムの反応
裁判部は「被告人が投機的な投資や高額な個人用品の購入に用いた被害額が大きく、罪責が軽くはない」と指摘した。しかし同時に「被害会社は被告人1人の会社であり、損害が生じても被告人に限定される点、横領した金額を全額弁済しており初犯である点などを考慮した」と量刑の理由を説明した。
判決後、ファン・ジョンウムは涙を流しながら裁判場を後にした。
取材陣と会った場で、彼女は「ご心配をおかけして申し訳ない。これまで警察署の近くへも行ったことがなく、判決結果を聞いて涙がこぼれた」と心情を明かした。
ファン・ジョンウムの弁護側は「裁判所の決定を尊重する」との立場を表明した。
一方、ファン・ジョンウムと彼女の家族は現在、済州(チェジュ)に居住していると伝えられている。