ヨン・サンホ監督の初期作『地獄:二つの生』がリマスター版として上映
ヨン・サンホ監督の初期短編アニメ映画『地獄:二つの生』が4Kリマスター版で観客の元へ届けられる。
韓国の映画館「MEGABOX」が展開しているブランド「短い映画」の第2作としてこの作品を今月17日から単独上映すると発表した。『地獄:二つの生』は、天使が現れて死を予言し、天国行きを告げる中で繰り広げられる物語を描いている。

この作品はNetflixオリジナルシリーズ『地獄が呼んでいる』の原案となった作品であり、「ヨンニバース」の原流といえる重要な作品である。
上映時間は34分で、アニメーションから大作映画、グローバルシリーズに至るまで、さまざまなジャンルを横断するヨン監督の初期作品の世界を体験する機会となる見込みだ。
特に今回の上映はヨン監督の新作『顔』が今月11日に公開される時期と重なり、より一層の意味を持つ。
『顔』は40年間隠れていた母の死に関するミステリーを解明する物語で、俳優パク・ジョンミンが初の一人二役に挑戦し、クォン・ヘヒョ、シン・ヒョンビン、イム・ソンジェ、ハン・ジヒョンらが出演する。
特別な質疑応答の時間や多様なグッズイベントでファンと交流
MEGABOXは『地獄:二つの生』の上映を記念して、ヨン監督と共に特別な「MEGAトーク(質疑応答の時間)」を企画した。
今月17日の午後8時30分、COEX店で開催されるこのイベントで、ヨン監督は観客と直接会い、作品に関する深い対話を交わす予定である。
MEGABOXはMEGAトークに参加する観客に『地獄:二つの生』のポストカードグッズを贈呈し、観覧を認証すると抽選でヨン監督の直筆サイン入りポストカードも提供する。
これに加えて、「短い映画」の専用グッズやポスターを贈呈する様々なイベントも同時に実施するという。
「短い映画」はMEGABOXの「MEGA ONLY」傘下ブランドとして、巨匠監督の初期作品や映画祭受賞作、新人監督の独創的な短編映画を毎月一作品ずつ選定し、映画館で単独上映するプロジェクトである。
先月はポン・ジュノ監督の初期作『支離滅裂』を上映し、映画ファンから大きな反響を得た。