偶然助けた通行人、近づくと「倒れていたのは妻だった」
運転中に道端で倒れていた通行人を助けようとした男性が、偶然にも妻を救ったという出来事が話題を呼んでいる。
8日(現地時間)、海外のオンラインメディア「バスティーユ・ポスト」の報道によると、中国・杭州に住む男性の孔氏(47)は、最近車で帰宅する途中、路肩で手を振って助けを求めている高齢女性を目にした。
その女性の隣には、意識を失ったまま倒れている人物がいたが、孔さんは近づくまでその正体は分からなかった。

こうして車を止めて倒れた通行人を助けに向かった孔氏は、予想もしない人物と対面した。路肩に倒れていたのは、実は孔氏の妻だった。
事情を確認したところ、孔氏の妻はこの日、電動自転車で移動中に脳出血を起こして倒れ、最初に発見した老女が妻の上に倒れていた自転車をどかし、周囲に助けを求めていたという。
その後、孔氏や通行人の協力で妻はすぐに病院に搬送され、早期の処置により命に別状はないと報告された。
孔氏は中国の地元メディア「惠州新聞」の取材に対し、「普段は通勤に使わない道だったが、その日は仕事の都合でたまたまその道を通った。とにかく助けなければと思って車を降りた」と語った。
倒れていたのが自分の妻だとは思いもよらなかったとし、「思い返すたびに、本当にだった」とその日を振り返った。
また妻を最初に発見し、助けを求めてくれた老女に対し、感謝の意を表した。