マラソン参加者の無断駐車が道路混乱を招く。
韓国・全羅北道群山(チョルラプクトクンサン)市で開かれたマラソン大会で、一部の参加者が道路の中央に無断駐車したまま競技に出場し、周辺の交通が麻痺する異例の事態が発生した。バスや一般車両が長時間通行できず、深刻な混雑を招いた。
最近、自動車関連のオンラインコミュニティ「ボベドリーム」のインスタグラムに、群山マラソン大会の現場写真とともに当時の状況を告発する投稿が掲載された。

投稿者によると、問題となった3台の車両は近隣の道路に無断で駐車されたまま放置されていた。仮に道路の端や隅に停められていれば大きな支障はなかった可能性があるが、実際には道路中央付近に停められていたため、バスが通行できず立ち往生する事態となった。
その後方に続く一般車両も次々と足止めされ、大規模な渋滞が発生した。
イベント中の不法駐車、バスも立ち往生。
さらに問題視されたのは、車の所有者たちの無責任な態度だった。投稿者は「車の持ち主に電話したが、マラソン中だという理由で応答すらなかった」と伝えた。競技中を理由に連絡を拒否した態度に対し、市民からは強い不満が噴出した。
これに対しネット上では「自己中すぎる」、「マラソンに参加すれば何でも許されるのか」、「他人の迷惑を全く考えていない」など、非難の声が相次いでいる。
マラソンなど大規模イベントを開催する際には、参加者向けの臨時駐車場の確保やシャトルバスの運行に加え、不法駐車への厳格な取り締まりを徹底すべきだという指摘が相次いでいる。
特に、バスはもちろん、緊急車両の通行を妨げる恐れもあることから、参加者の市民意識を高めるための事前案内や教育も不可欠だとの意見が出ている。