半熟卵を完熟に…客の要望に困惑した飲食店、ネットで賛否両論。
ある女性が飲食店で娘のために目玉焼きをしっかり焼いてもらうよう注文したところ、予想外の対応を受けた出来事がオンライン上で話題となっている。
最近、韓国のオンラインコミュニティに「目玉焼きをよく焼いてほしいと頼むのは迷惑なのか」というタイトルで、小学校2年生の娘を育てている女性Aさんの投稿が掲載された。

投稿によると、Aさんは夫と娘の3人で食堂を訪れ、天ぷら、チャーハン、チョルミョン(韓国の伝統的な麺料理)、スンデなどを注文した。チャーハンの上には半熟の目玉焼きが乗っていたが、それを見た娘は「食べたくない」とぐずり始めた。
Aさんは娘に「チョルミョンに付いているゆで卵を食べて、目玉焼きはママが食べるね」となだめたものの、娘は「よく焼けたの目玉焼きが食べたい」と言って譲らなかった。
結局、Aさんは店員に「申し訳ありませんが、目玉焼きをよく焼いていただけますか」と頼んだ。
すると、店員は店主に確認すると言って、チャーハンを厨房に持っていった。約10分後、店主と思われる男性がAさんのテーブルに来て、「当店は半熟しか提供できない。返金する」と伝えた。
飲食店の対応に賛否分かれる。
Aさんが「それなら卵を抜いて食べるので、料理をもう一度持ってきてください」と要求すると、店主は「チャーハンはすでに廃棄した。他の料理代だけ支払ってほしい」と答えた。
Aさん一家は気分を害したまま、他の料理代だけを支払い、店を出た。「強圧的な物言いだったので、子どもも驚き、私たち夫婦も気分を害した」と述べ、「対応できないならそう伝えればよかっただけで、わざわざ料理を捨てる必要があったのか。目玉焼きをよく焼いてほしいという要望がそんなに非常識だったのか」と疑問を呈した。

この出来事にはネットユーザーからさまざまな意見が寄せられた。
多くは「店主の対応の方が問題だ。どれほど安価な店でも、客がリクエストをする権利はある」として、Aさんの立場に理解を示した。
「よく焼いてほしいと伝えることは問題ないが、店主が断った後もしつこく言い続けたのなら、それは迷惑行為にあたる」という意見や、「そんな対応をされた店にはもう行かない方がいい。卵をもう少し焼いてと頼むだけで何が問題なのか」という反応もあった。
一方で、「子どもに『ここは家ではないから、あなたの要望をすべて叶えることはできない』としつけるべきだった」、「必ず双方の言い分を聞くべきだ」、「代金を支払って注文する以上、要望は事前に伝えるべきだった」などの意見も見られた。