「検査器具」と言い逃れも身体からのDNA検出で真相露呈 産婦人科医による性的暴行事件に衝撃走る

韓国・ソウルの大病院で、産婦人科医が患者への性的暴行で実刑判決を受けた。

韓国メディア「世界日報」の7日付の報道によると、ソウル中央地方裁判所は先月20日、被保護者への性的暴行の罪で起訴された産婦人科医Aに対し、懲役3年の判決を言い渡した。

裁判所はAに懲役3年に加え、性暴力治療プログラム40時間の履修、そして児童・青少年関連機関や障害者福祉施設への5年間の就業制限も命じた。

Aは2023年7月、同病院の産婦人科で研修医として勤務中、内診室で退院直前の患者を診察中に性的暴行を行った疑いで起訴された。

Aは公判で自分の身体ではなく検査用の器具を使用したと主張したが、裁判所はこの言い分を認めなかった。

事件当時、診察室にはAと被害者の二人だけがいて、診察台の周りにはカーテンが引かれ、廊下側のドアは閉まっていた状態だった。

被害者は事件直後に助けを求めて叫び、その声を聞いた看護師2名と研修医1名が駆けつけたと一貫して証言している。

また、犯行後の調査で被害者と被告の混合DNAが検出されたことに加え、被害者には出産経験があり、検査用の器具を誤認する可能性が低いことなども考慮され、被害者の主張が信用に値すると判断された。

裁判所は判決文で「被告は産婦人科医として、被害者の弱い立場を利用して姦淫した」とし、「被害者は深刻な精神的ダメージを受けたとみられ、犯行の手口と経緯を踏まえると、被告の罪は重い」と指摘した。

さらに、「被告に前科がないこと、年齢や性格、環境、犯行の態様およびその後の状況なども考慮した」と量刑の理由を説明した。

病院側は「A医師は研修医(派遣職)であり、事件発覚直後にすぐに診療業務から外し、職位を解任した。すでに病院を去っている」とコメントした。

この事件を受け、医療従事者の倫理教育の強化や、患者保護のための制度整備を求める声が高まっている。特に、デリケートな診療環境で患者の人権と安全を守るため、法的規制の強化が急務だという指摘も出ている。

このような事件の再発を防ぐため、医療界の内部改革と自浄作用の強化が必要であり、政府による厳格な対策作りが求められている。

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