「3ヶ月特訓の成果」春晩で魅せた180cmロボット、予約販売で即完売の舞台裏

中国・中央テレビ(CCTV)の春節(旧正月)特別番組「春晩(チュンワン)」で華麗なダンスを披露し、話題となったヒューマノイドロボットが、予約販売開始と同時に完売した。

13日(現地時間)、星島(セイトウ)日報や商報などの海外メディアによると、12日に中国杭州のロボット企業ユニツリー(宇樹科技)が、中国のEコマース大手JD.comでヒューマノイドロボット「G1」と「H1」の予約販売を開始した。

先月開催された世界最大の家電・IT見本市「CES 2025」で公開されたG1の価格は9万9,000元(約200万円)、春晩で注目を集めたH1は65万元(約1,300万円)に設定された。販売開始と同時に、両モデルは完売し、現在は購入できない状態となっている。ユニツリーのカスタマーサービスは、「G1モデルの予約はすでに締め切られ、H1モデルについては営業担当者との相談が必要」と説明している。

G1のスペックは身長127cm、重量35kg、稼働時間は最大4時間。H1は身長180cm、重量47kgで、安定した歩行と柔軟な動きに加え、複雑な地形でも自律的に歩行や走行が可能な「走行可能なヒューマノイドロボット」として、中国で本格的なヒューマノイドロボット開発時代の幕開けを告げる製品として評価されている。

さらに、H1は番組で披露されたダンスパフォーマンスでも注目を集めた。16台のロボットが人間のダンサー16人と共に、中国の伝統舞踊「牛羊歌(ギュウヤンゴ)」の難度の高い動きに挑戦し、その完璧なパフォーマンスが視聴者の喝采を浴びた。この公演のために3か月以上の猛特訓が行われたと伝えられている。予約販売開始と同時に完売したことを受け、一般消費者向けに販売していないのではないかとの疑念も一部で浮上している。

これに対しユニツリー側は、「一般の消費者も購入可能だ」とし、「現在は、ロボットの知能システムや歩行の安定性、全身運動の精度向上を目指した第二段階の開発に注力している」と説明している。

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