「食べ物で治せない病気は薬でも治せない」という名言がある。
それほど食べ物は私たちの健康に大きな影響を与える。しかし、どのように食べるかによって、薬にも病にもなり得る。
相性が合わない食べ物を摂取すると、太るだけでなく、慢性胃炎や腸の疾患を引き起こす可能性もある。
一緒に食べるともっと美味しい「相性のいい食べ物」と思っていた食べ物も、実は最悪の相性の場合もあるので注意が必要だ。 無闇に美味しいと思って食べるのではなく、これから紹介する最悪の食べ物の組み合わせはできるだけ避けてみるといいだろう。
1. チキン+ビール
韓国では華金と聞いて、最初に思い浮かぶものは「チメク(チキン+ビール)」だろう。言うまでもない定番のもの。
しかし、チメクの組み合わせは良くない。 チキンとビール500ccの組み合わせは1400カロリーで、一食分の推奨カロリーである700カロリーの2倍になる。
また、ビールと一緒に高カロリーのチキンを食べると、脂肪が互いに合成されるため、体内に脂肪がそのまま蓄積される可能性が高い。
チメクを過度に楽しむと、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中などの心血管疾患の発症率が高まる可能性がある。
2. サムギョプサル+チャーハン
サムギョプサルの後のチャーハンは「K-デザート」と呼ばれるほど必須のコースになった。しかし、健康のためには我慢した方が良い。
肉を焼いた後の調味料や油でご飯を炒めて食べることは、健康には最悪の組み合わせとされる。 まず、サムギョプサルには飽和脂肪が多く含まれている。
飽和脂肪を過剰に摂取すると、LDLコレステロール値を上げて、血管の健康に悪影響を及ぼす。 また、肉でお腹を満たした状態でチャーハンを食べると、炭水化物を過剰に摂取することになる。
この時、エネルギーとして使われない余分な炭水化物は簡単に脂肪に変わるため、内臓脂肪を増やし、腹部肥満を引き起こす。
3. トマト+砂糖
パリッとした爽やかなトマトに砂糖をたっぷり振りかけて食べると、夏の特別な美味しさがある。
しかし、健康のためには、今年の夏はトマトだけを食べるのが良いだろう。または、ステビアトマトを探してみよう。
その理由は、砂糖が体内で消化されるためには大量のミネラルとビタミンB1が必要で、トマトと砂糖を一緒に摂取すると、トマトの栄養分が砂糖の消化に全て使用されるからだ。
つまり、トマトの栄養分を摂取するためには、トマトだけを食べるのが望ましい。煮て食べるのも良い。
4. あんこ粥+砂糖
トマトに続いて、砂糖との組み合わせが良くない食べ物としてあんこ粥がある。あんこには豊富なサポニンが含まれており、免疫力の強化や癌の予防に役立つ。
しかし、砂糖はあんこのサポニン成分を破壊する。だから、あんこ粥は砂糖ではなく塩で味付けするのが良い。
また、あんこは鉄と反応するため、あんこ粥を炊くときは鉄鍋を避けて調理しよう。
5. 紫芋+牛乳
サツマイモを食べて喉が詰まるときは、牛乳が一番だ。しかし、紫芋を食べるなら、牛乳の代わりに水を飲むようにしよう。
紫芋には、赤色を帯びるポリフェノール系色素のアントシアニンが含まれている。アントシアニンは体内に入ったとき、活性酸素によって生じた酸化物質を除去し、炎症を予防する効果がある。
ただし、牛乳と一緒に摂取すると、牛乳のカルシウムと紫芋のアントシアニンが結合し、体内に吸収されずに体外にそのまま排出される。
そのため、何の栄養素も摂取できなくなる。
6. パン+ジュース
子供の頃、友達の家に遊びに行くと、ウェルカムフードとして出てきたパンとジュース。実は、これらも最悪の組み合わせだった。
パンとジュースを一緒に食べると、消化過程が遅くなり、消化不良が起こる可能性がある。
デンプンで作られたパンは、唾液中のデンプン分解酵素であるプチアリンと出会って消化過程が始まるが、果物ジュースの酸性成分がプチアリンを破壊し、パンの消化作用を阻害するためだ。
7. ハンバーガー+コーラ
ハンバーガーの隣にはフライドポテトとコーラが付いてこそ心が安らぐ。しかし、これらは最悪のインスタント食品の組み合わせだ。
ハンバーガーはカロリーが高いのに対して栄養分が少ない。コーラの炭酸は、ハンバーガーに含まれる少量のカルシウムやミネラルをそのまま体外に排出する。
その結果、骨が弱くなり、より早く太る可能性がある。
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