110mのバンジージャンプ中にロープ切断、落下事故発生

バンジージャンプは、そのスリルから「死ぬ前にやりたいことリスト(バケットリスト)」の定番として知られている。
しかし、20代前半の観光客がジャンプ中にロープの切断により、110mの高さから川へ転落する事故が発生した。このニュースを知れば、バンジージャンプへの考え方が変わるかもしれない。
英国紙「デイリー・メール」は26日(現地時間)、2012年にザンビアを旅行していたオーストラリア出身のエリン・ラングワーシー(Erin Langworthy)さんが、ザンベジ川のビクトリアフォールズ橋でバンジージャンプをした際、ロープが切れて110mの高さからワニが生息する川に落下したと報じた。
事故から13年が経過したが、当時の映像が再びSNSで注目を集め、エクストリームスポーツの安全性に対する懸念が高まっている。

公開された映像では、ラングワーシーさんが110mの高さにあるビクトリアフォールズ橋から飛び降りた後、わずか10秒もしないうちにロープが切れる瞬間が映し出されている。
幸運にも彼女は泳ぎが得意で、川岸まで泳いで自力で辿り着くことができた。しかし、しかし、その川にはワニが生息しており、状況は極めて危険だった。
幸いにも、彼女が脱出する間、ワニの攻撃を受けることはなかった。事故によって全身に擦り傷や打撲を負い、一時的に人工呼吸器の助けを必要としたものの、命に別状はなかったという。
事故当時、ラングワーシーさんはデイリー・メールの取材に対し、「足が縛られていて恐怖を感じたが、生きるために必死で泳いだ」と語り、「泳いでいる途中、ロープが何度か岩に引っかかって怖かった。生き延びられたのは奇跡だと思う」と述べた。
また、彼女はYouTubeチャンネル「カバー・モア」とガーディアン紙のインタビューで、「全身にあざができ、肺には血と水が溜まっていた」と説明。「血を吐き始め、内臓の損傷を疑った。あまりにも疲れていて、自分が何を経験したのか信じられなかった」と、当時の状況を詳しく説明した。
この事件を知ったネットユーザーからは、「命を落としかけた」、「お金をもらってもやりたくない」、「ワニがいる場所でバンジージャンプをするなんて信じられない」といった反応が寄せられた。
一方、韓国国内でもバンジージャンプに関連する事故が発生している。昨年4月には屋内バンジージャンプ施設で死亡事故が発生し、2008年と2014年にも安全装置の不具合による死亡事故が報告されている。こうした事例を受け、危険度の高いレジャースポーツに対する包括的な許可制度の導入を求める声が高まっている。