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韓国・京畿道(キョンギド)議政府市(ウィジョンブシ)でテコンドー道場を運営していた30代の館長が、指導していた9歳の女児に対し、常習的にわいせつ行為を行った容疑で実刑判決を受けた。
16日、法曹界によると、議政府地方裁判所刑事11部は性暴力犯罪処罰等(強制わいせつ罪)に関する特例法違反で起訴されたA被告に対し、懲役3年6か月を言い渡した。
A被告は2019年7月から2020年6月にかけて、道場や送迎バス、エレベーター内でB子さんに対し、常習的にわいせつ行為を行ったとされる。
犯行後、A被告は道場の運営を知人に譲渡し、家族とともに日本に移住し定住した。
しかし、約3年後、B子さんの両親が娘の日記を通じてA被告の犯行を知り、すぐに警察に通報した。日記には、A被告の犯行内容が詳細に記されていた。韓国に送還されたA被告は、当初容疑を否認していたが、警察の追及を受け、最終的に犯行を自白した。
裁判所は「道場の責任者として被害者を保護する義務があるにもかかわらず、わいせつ行為を行ったことは極めて悪質だ」と指摘した。その一方で、「毎日複数回の反省文を提出し、被害者側と円満に和解したため処罰を望まない者もいる」として、量刑理由を説明した。