最近、電車の出入口前でタバコを吸いながら降車する男性の姿が捉えられ、非難を浴びている。
先月31日、韓国の番組、JTBC「事件班長」は、旧正月当日の29日午後7時30分頃、蔚山(ウルサン)駅に到着した水西発釜山行きの列車で起きた事件を報じた。
通報者A氏によると、列車がゆっくりと停車する際、出入口の窓の内側で光が点滅する様子が目撃された。列車のドアが開くと、一人の男性が口にタバコをくわえて降車。彼は片手に酒瓶と思われる容器を持ち、周囲を気にすることなく平然とタバコを吸っていたという。
また、A氏の家族は、この男性が車内でも他の乗客に迷惑をかけていたと証言した。車内で服を脱いだり着たり、荷物を出し入れするなどの行動で周囲に不快感を与え、さらに大声で通話をしていたため、最終的には注意を促すアナウンスまで流れる事態となった。
A氏は、「最近、航空機内で火災が発生した事件もあったが、列車でも厳格な取り締まりと処罰が必要だ」と強調した。
これに対し、パク・ジフン弁護士は「(問題の男性は)30年前の感覚でいるようだ」と述べ、「過去には列車内で喫煙することもあったが、現在は絶対に許されない」と指摘した。
動画を見たネットユーザーからも、「これが韓国で起きた出来事なのか」、「今時こんな人がいるとは」、「迷惑行為の極みだ」、「こんなことをして火災が起きたら他人のせいにするだろう」、「厳正に処罰すべきだ」などの反応が寄せられた。
鉄道安全法によれば、列車内での喫煙には100万ウォン(約10万9,300円)以下の過料が科される。飲酒そのものを防ぐ方法はないが、乗務員の注意に従わない場合は強制的に下車させることが可能だ。