「あいつは貧民街に捨てろ」…7歳留学生を虐待した牧師夫婦、「しつけが目的」の主張退けられ控訴審でも実刑に

7歳児を虐待した牧師夫婦、控訴審でも実刑判決「しつけが目的」主張も退けられる

アフリカに留学中の児童を虐待した容疑で、牧師夫婦に控訴審でも実刑判決が下された。

26日、韓国・全州(ジョンジュ)地裁第3-3刑事部(部長裁判長 ジョン・セジン)は、児童福祉法違反(児童虐待)容疑で起訴されたA被告(55)の控訴審で、一審判決の懲役10か月を支持したと発表した。

また、同じ容疑で起訴されたA被告の夫B被告(54)も、一審と同じく懲役4か月、執行猶予1年の判決を受けた。

夫婦は2019年5~6月頃、当時7歳だったC君に対し、精神的・身体的虐待を加えた容疑で在宅起訴された。

当時、夫婦はアフリカで宣教センターを運営しており、C君は韓国から留学してきた学生で、夫婦の保護・監督下でセンターに滞在していた。

捜査の結果、A被告夫婦はC君が嘘をついたり、質問にすぐ答えなかったことを理由に、繰り返し虐待を行っていたことが明らかになった。

夫婦はC君に罵声を浴びせ、1時間以上にわたり体罰を加えた上、物理的な暴力まで振るった。さらに、宣教活動を終えて帰国する際には「あいつは貧民街に捨てろ」と言い、車に乗せなかった。

その後、C君が帰国し、警察と児童保護センターに被害を訴え出たことで、事件が明るみに出た。

A被告夫婦は、「正当な教育としつけが目的だった」と主張したが、一審・控訴審ともC君の詳細かつ具体的な証言をもとに、被告夫婦の主張を退けた。

控訴審裁判部は、「被害児童はこの事件により相当な身体的苦痛と精神的ショックを受けており、被告人らの厳罰を求めている」とし、「犯行後の状況や弁論など、量刑に関わる諸条件を総合的に考慮した結果、一審の判決が不当に軽すぎるとも重すぎるとも判断しない」と量刑を維持する理由を述べた。

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