Netflixは全世界で大きな話題を呼んだノルウェーの怪獣映画『トロール』の続編の公開日を決定した。
前作が公開された当時、世界中のNetflix映画ランキング1位を記録し、爆発的な反応を得てから3年ぶりに続編が登場する。
Netflixによると『トロール2』が12月1日Netflixで世界で同時公開される。Netflix Koreaの公式YouTubeチャンネルには今月21日に公式予告編が公開され、Netflix公式サイトにも作品ページが開設された。

今回の続編は前作の世界観をそのまま引き継ぐ正式な続編として制作された。北ヨーロッパの神話と現代の災害ブロックバスターの結合という独特なジャンルの特色を維持しつつ、さらに強化された規模とCG技術で観客と向き合う予定だ。
『トロール 2』は眠っていた古代生命体トロールを制圧した科学者ノラ・ティーディマンとアンドレアス・イサクセン、クリス大尉が新たな脅威であるメガトロールに立ち向かうストーリーを描く。
ノルウェー全土で正体不明の振動が感知され、山脈が崩れる災害が発生し、3人の主人公は再び連合軍を結成することになる。
彼らは古代伝説の秘密を追跡し、トロールの暴走を阻止するための熾烈な戦いを繰り広げる。公開された予告編では、雪山のスキーリゾートで巨大なトロールが登場し、都市を焦土化するシーンが描かれている。
ヘリコプターが山岳地形を横切り、爆発と吹雪の中を通過するアクションシークエンスが続き、暗闇の中で巨大なシルエットが目覚めるシーンで緊張感を最大化している。
前作よりも暗いトーンと破壊的なアクションを含んだ北ヨーロッパの怪獣叙事詩が今回の続編で展開される見込みだ。
前作である『トロール』は公開直後、全世界93カ国でNetflix映画1位を獲得し、爆発的な反応を得た。北ヨーロッパの伝説とハリウッド式災害ブロックバスターの組み合わせとして評価され、公開2週間で累積視聴1億時間を突破する記録を打ち立てた。韓国でも怪獣映画の新しい感性として評価され、高い完成度で注目を集めた。
『トロール2』は前作よりもさらに暗い叙事と重いメッセージを予告している。人間が自然の秩序を崩すとき、どのような代償を払うことになるのかを北欧神話の枠組みの中で再び問いかける作品になると見られている。
『トロール』シリーズのポイントは「トロール」という存在そのものにある。トロールは単なる想像上の怪物ではなく、北ヨーロッパ神話に由来する巨人族ヨトゥンの末裔として知られている。古代の神々との戦争に敗れたヨトゥンたちが山中や洞窟に隠れ、変形した存在がトロールであるという伝承が伝わっている。彼らが住むヨトゥンヘイムは現在のノルウェー中部高原地域の名称としても残っているほど、トロールは実際の地名や文化に深く根付いた象徴だ。

トロールは一般的に身長が1〜3mに達する巨人として描かれ、粗くて石のように硬い皮膚を持つと伝えられている。性格は力が強いが知能が低く、人間にいたずらをしたり攻撃する存在として知られている。伝承によるとトロールは日光にさらされると石に変わったり死んだりするという弱点を持っており、この設定は映画の中でも重要な装置として活用される。
トロールは長い間ノルウェーの文化と芸術の中心にあった。代表的な民話『三びきのやぎのがらがらどん』には橋の下に住むトロールが登場し、ノルウェーの国民画家テオドール・キッテルセンはトロールをテーマにした挿絵で現代的なイメージのトロールを確立した。
ノルウェーの劇作家ヘンリック・イプセンの戯曲『ペール・ギュント』にもトロールが登場し、人間の欲望と本能を象徴している。
実際の地名にもトロール伝承の痕跡が残っている。ノルウェーの崖トロルトゥンガ(トロールの舌)、山脈トロールハイメン(Trollheimen)、峡谷トロルスティーゲンなどはすべてトロール神話に由来する名前だ。
このようにトロールはノルウェーの人々にとって単なる怪物ではなく、自然と人間の境界に立つ存在として認識されている。
