「芸能人カフェ」として知られるスペースが済州の山地1,800坪不正利用論争
済州(チェジュ)島西帰浦(ソギィポ)市に位置するある大型カフェが、なんと1,800坪(約6,000㎡)の国有地を不正利用していたという疑惑が浮上している。
6日に、KBSは「芸能人運営で有名になった済州の大型カフェの実態」というタイトルで、当該カフェが違法な山地転用を行っていた事実を独自に報道した。
報道によると、このカフェは3年前から「芸能人が運営するカフェ」として口コミで広まり、観光客が後を絶たなかった。建物周辺には芝生の敷かれた丘、散歩道、フォトスポット、駐車場まで整備され、「済州のおしゃれカフェ」としてSNSでも話題となった。

しかし、西帰浦市の現地調査により、カフェの建物を除くほとんどの土地が森林保全地域に指定された山林であることが確認された。調査当局は「約6,000㎡(1,800坪)に及ぶ山地の不法転用を把握している」と明らかにした。
これに対し、西帰浦市は当該土地における山地破壊の疑いを自治体警察に捜査依頼し、捜査結果に応じて原状回復命令を出す方針である。
「知らなかった」 vs 「芸能人の宣伝を続けている」…ネットユーザーの憤り
カフェ運営者はKBSに対し「違法な山地転用の事実を後で知って改善しようとしたが資金上の事情で先延ばしになった」と釈明した。
また、カフェの共同代表であった芸能人A氏は「今年4月に契約が終了し、現在は運営とは無関係だ」とし、「当時はインテリアの一部だけを担当し、土地に関する事項は知らなかった」と述べた。
しかし、報道以降、ネット上では「契約終了のタイミングが良すぎる」、「宣伝する時は私のカフェ、問題が起きると手を引くのか」、「1,800坪の不正利用を知らなかったというのはおかしい」など、ネットユーザーの批判が相次いでいる。
特に一部の利用者は衛星画像を調べて、「コヨーテのペッカが運営するカフェだと聞いていた」という主張した。
「ペッカとは無関係」…カフェ代表が直接釈明
物議を醸す中、カフェ代表A氏はOSENとのインタビューで「現在、ペッカさんとは全く関係がない」とし、「しばしば結びつけて大袈裟に報道される部分があるので慎重かつ正確に申し上げる」と明言した。
さらに、「土地内の形状変更問題は我々の責任であり、警察の調査には誠実に対応する」と説明した。
実際、ペッカは歌手活動のほか、写真家やインテリアデザイナーとしても活躍しており、過去に当該カフェのインテリアの一部にのみ関与していたと伝えられている。