BLACKPINK ジス、演技力論争が再燃…映画『全知的な読者の視点から』でも批判が続く
BLACKPINK のジス(本名キム・ジス)は、依然として演技力に対する議論から抜け出せずにいる。
ジスは 2021 年、JTBC ドラマ『スノードロップ』で本格的に演技活動をスタート。その後、Coupang Play オリジナルシリーズ『ニュートピア』に出演し、7 月 23 日公開の映画『全知的な読者の視点から』へと連続して作品に参加してきた。
しかし作品を重ねるごとに彼女の演技力をめぐる論争はむしろ深まっているのが現状だ。

ジス(キム・ジス)は俳優デビュー作となったJTBCドラマ『スノードロップ』で主人公ウン・ヨンロを務めたものの、当時は歴史歪曲騒動に加え、発音の不正確さ・表情のぎこちなさ・発声の弱さなど“基本技術の不足”が指摘され、演技力論争が巻き起こった。
その後に出演した『ニュートピア』でも状況は大きく好転せず、視聴者からは「ジスのイントネーションがコメディ演技で知られる女優ジ・イェウンに似ており、感情移入を阻む」という指摘が相次いだ。
映画『全知的な読者の視点から』でも続く批判
最近公開された映画『全知的な読者の視点から』でも、ジスの演技は再び批判の的となった。
ジスは本作でイ・ミンホ演じるユ・ジュンヒョクに心酔する高校生イ・ジヘ役として中盤に約5分登場したが、短い出演時間にもかかわらず「セリフ回しが不自然」「感情表現が浅い」といった評価が多く、原作ファンの間でもキャラクター設定の変更と相まって失望の声が上がった。
オンラインコミュニティやSNSには「舌足らずな発音と不自然なイントネーションが没入感を壊す」、「ジ・イェウンのSNL風イントネーションに聞こえて笑ってしまう」、「感情線が浅く、セリフを棒読みしているようだ」といった否定的な反応が大勢を占める。
イ・ミンホ、アン・ヒョソプなど演技経験豊富な俳優陣と共演したことで、ジスの未熟さがより浮き彫りになったとの評価も少なくない。
話題性と認知度が生むキャスティング機会
ジスが出演し、酷評を免れた例外的作品は映画『チョン博士退魔研究所:ソルギョンの秘密』における“仙女”役のみ。同作ではセリフなしでもオーラと存在感で観客を惹きつけたと好評だったが、裏を返せば“感情演技にはまだ課題が残る”ことの証左ともいえる。
それでもジスが主要作品に続けてキャスティングされる理由は、世界規模のファンダムがもたらす圧倒的な話題性と知名度だ。キム・ビョンウ監督は「ジスでなければスルーされかねなかったキャラクター」と述べ、大衆的認知度を考慮した戦略的キャスティングであったことを明かしている。

実際、映画『全知的な読者の視点から』の予告編には海外ファンによるコメントが多数寄せられており、ジスのグローバルな注目度を裏づけている。