歌手兼俳優のイ・スンギが、自身の娘には芸能界活動を勧めたいと思わないという率直な心境を打ち明けた。
26日に放送されたMBC FM4U『正午の希望曲 キム・シニョンです』にゲストとして出演したイ・スンギは、娘の将来の進路についての質問を受けた。

DJのキム・シニョンが「娘に音楽の才能があったら、歌手にさせるか」と尋ねると、イ・スンギはためらうことなく「個人的には、しないことを強く望んでいる」と答えた。
イ・スンギは女優のイ・ダインと2023年4月に結婚した後、翌年の2月に娘を授かった。
彼は「生まれる前から悩んでいた部分」だとし、芸能界に対する深い懸念を露わにした。
20年近く芸能界で活動してきたイ・スンギは、「バラエティの過渡期から、全身でこの業界を経験してきた」と自身の経験を基に説明した。彼は「もちろん、成功すればとても素晴らしく幸せな職業だが、成功するまでにあまりにも多くの犠牲と苦痛がある」と語った。
特にイ・スンギは、「勉強が一番簡単だったという話をよく聞くのではないか。昔は理解できなかったが、今は理解できる」と吐露した。芸能界で長い間活動して感じた現実的な困難を認めたのだ。
イ・スンギは、芸能界と一般的な学業環境の違いも指摘した。「勉強には学校という垣根があるが、芸能界には垣根がない。本人が自分で何とかしなければならない」と、芸能界の不安定性を強調した。
彼は「この仕事をするのは、ほとんど野生に入ってくるようなものだ」と表現し、「自分の子供がそれをまたするのを、見守っていられるだろうかと思う」と父親としての複雑な心境を覗かせた。
イ・スンギは2004年に「僕の女だから」でデビューした後、歌手、俳優、タレントとして多方面で活動し、大きな成功を収めている。
