映画館に新たな強者が登場した。
5日に公開された『プレデター:バッドランド』が公開と同時にボックスオフィスの首位を獲得し話題を呼んでいる。
韓国映画振興委員会 映画館入場券統合電算網が6日に発表した資料によると、『プレデター:バッドランド』は公開初日の前日 3万4748人の観客を動員し、ボックスオフィス1位に輝いた。現在までの累積観客動員数は3万6429人を記録している。

今回の作品は1987年から続く『プレデター』シリーズの最新作で、死の地の最上位捕食者であるカリスクを狩ろうとするプレデター デクとヒューマノイド ティアとの熾烈な戦いが描かれている。
従来のシリーズとは異なり、人間ではなくプレデター種族の視点から物語が展開される点が注目されている。
主人公デクは自らの存在価値を証明するために宇宙で最も危険な惑星である『最悪の地(バッドランド)』ゲンナロで初狩りを始める追放されたプレデターとして設定されている。
演出は『プレデター:ザ・プレイ』(2022)を成功に導いたダン・トラクテンバーグ監督が担当し、世界観の構築にさらに力を入れ、エル・ファニング、ディミトリウス・シュスター=コロアマタンギなど実力派俳優が出演し完成度を高めている。
『プレデター』シリーズのファンは公開前から「失敗するわけがない」と演出陣と出演陣への期待感を示していた。グローバル市場でもポジティブな展望が出ており、7日の北米公開を控えた初週の全世界収益が 6000万~6800万ドル(約91億8,078万円~約104億688万円)に達すると予測されている。
ボックスオフィス2位は『劇場版『チェンソーマン レゼ篇』』が観客動員数2万4611人で獲得した。この作品は少年デンジが電動ノコギリの悪魔ポチタと共にチェンソーマンとなり、正体不明の少女レゼと出会う物語が描かれている。
藤本タツキ作家の同名漫画を原作としており、デンジが公安対魔特異課と共に様々な悪魔と戦う内容が描かれている。

3位には『ファーストライド』が観客動員数2万2435人を記録し名を連ねた。幼少期から共に育った24年の友人4人が初めて海外旅行に出かける騒動を描いたコメディ映画で、『ラブリセット 30日後、離婚します』で興行成功を収めたナム・デジュン監督とカン・ハヌルが再タッグを組んだ作品だ。
同日に公開された『Bugonia』は4位を獲得し、オープニングスコア9093人、累積観客動員数1万1192人を記録した。
ヨルゴス・ランティモス監督が演出したこの作品はチャン・ジュナン監督のデビュー作『地球を守れ!』(2003)のリメイク作で、大企業CEOミシェル(エマ・ストーン)が宇宙人だと信じる会社の物流センター職員テディ(ジェシー・プレモンス)に誘拐される物語を扱っている。
5位は『8番出口』が獲得した。平凡に見える地下道を歩いていた主人公が不穏な異常現象を感知し、終わりなく繰り返される空間で『8番出口』を探して脱出しようとする物語が描かれている。
