飲食店でチャンポンを食べていた男性が、髪の毛が入っていたと返金を求めたが、実は「自作自演」だったことが明らかになった。
6日、韓国の番組、JTBC「事件班長」は、先月30日にソウル西大門区の飲食店で発生したトラブルについて報じた。
この日、40~50代とみられる男性客のB氏が9,500ウォン(約980円)のチャンポンを注文。店主のA氏によると、B氏はしばらく料理を食べていたが、突然「料理に髪の毛が入っていた。もう食べられない」と言い、返金を要求したという。
自分の髪を抜いてチャンポンに投入し、返金要求
B氏はスープのついた髪の毛をティッシュに包み、従業員に見せた。従業員はこれを受けて、B氏のカード決済をキャンセルした。
しかし、髪の毛の色や長さが店の従業員のものとは異なっていたため、不審に思った店主A氏が防犯カメラ(CCTV)を確認して驚愕した。映像には、B氏がチャンポンを食べながら頭をかき、自分の髪の毛を抜いて器に入れる様子がはっきりと記録されていた。
B氏はその後、チャンポンを少し食べてから、再び後頭部から髪の毛を抜き、ティッシュの上に置いて従業員を呼び、あたかも料理から髪の毛が出てきたかのように訴えた。
最終的に、A氏は客を警察に通報し、「同様の不名誉な事態が二度と起きないよう、通報した」と述べた。
この事件について、パク・ジフン弁護士は「こうした行為は業務妨害罪での告発が可能だ」とし、「本当に空腹だったわけではなく、料理をほとんど食べずにこのような行動を取ったことから、故意に業務を妨害したと判断される可能性がある」と指摘した。