バス車内で10か月の乳児が無差別に暴行される衝撃の事件
生後10か月の乳児に携帯電話を投げつけ、頭蓋骨陥没骨折などの重傷を負わせた20代の女性が、警察に現行犯逮捕された。
昨年12月28日、韓国の自動車関連オンラインコミュニティ「ボベドリーム」に「10か月の乳児に起きた恐ろしい出来事」という投稿が掲載された。
投稿者Aさんによると、「見知らぬ人物が統合失調症を主張し、10か月の乳児を無差別に暴行した」と語り始めた。
Aさんは「乳児を抱っこひもに入れ、知人と一緒にバスに乗っていたところ、『バシッ』という大きな音が響き、突然子どもが泣き出した。その瞬間、子どもの頭部が陥没しているのに気づいた」と説明した。
事件が起きたのは昨年12月20日午後5時10分頃、韓国仁川市西区青羅洞を走行中の市内バス車内だったという。
状況を把握する間もなく起きた今回の事故。Aさんは「後部座席にいた20代の女性が子どもに向かって携帯電話を投げつけたことがわかった」と説明し、理由を尋ねたところ、「あなた(子どもの母親)に悪口を言われたからだ」と理不尽な主張を繰り返したという。驚いたAさんはその場で加害女性を警察に通報。病院に搬送された乳児は、頭蓋骨陥没骨折と診断された。
「統合失調症」の加害女性、減刑の懸念に母親の嘆き
Aさんは「子どもの手術を待つ間、言葉にできないほどの不安で涙が止まらなかった。罪悪感で、食事も睡眠も取れなかった」と心情を吐露した。また「警察からの説明によると、加害女性は『統合失調症』を患い、幻聴の影響で今回の凶悪な行為に及んだとのことだった」と述べた。
さらに「仮に私が本当に彼女(加害女性)の悪口を言ったとしても、投げる相手は私であって、なぜ無関係な乳児に携帯電話を投げたのか理解できない」と憤りを見せ、「『統合失調症』が減刑理由になるのではないかと不安だ」と嘆いた。
警察は加害女性をその場で逮捕し、検察に送致する予定だと明らかにした。